高齢者の肺炎は治るか?完治期間はどれくらい

公開日: : 最終更新日:2015/04/24 肺炎

治らないこともある?高齢者の肺炎

一般的に肺炎は、症状が重い場合はもちろん入院しての治療になりますが、軽い時には、安静にできるのであれば通院して点滴を受けるなどの処置をしながら自宅で療養することができます。(しかし、高齢者や幼い子どもたちの場合は、急激に悪化することもありますから、軽くてもなるべく入院して治療をしてもらう方が安心でしょう。)

また、肺炎にはなかなか治らないものもあり、すべての肺炎が薬やその他の治療により改善され治るとは限りません。

では、高齢者の肺炎の場合はどうでしょうか。

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高齢者の肺炎は特別

高齢者は免疫力(体の抵抗力)や体力がだいぶ低下していますから、一般成人なら治る肺炎が治らないことになってしまうケースもあります。

それに、他の病気に罹っている確率も一般成人に比べると高いですから、やはり危険度は相当高いといえます。

高齢者の場合は、症状が比較的軽くても入院治療の方がいいのですが、その入院によって容態が急激に悪化することもあります。

安静にしているということは身体をほとんど動かさないということですから、もともと低下してきている運動機能や反射機能がもっと低下してしまいます。

そこで今度は誤嚥性肺炎のリスクが高くなるのです。

咳や痰を出すための反射機能や食事を飲み込むための身体の活動(嚥下機能)がうまくいかなくなり、ついには誤嚥性肺炎になってしまうことが少なくありません。

肺炎(いわゆる細菌性肺炎)は治ったけれど…ということになってしまうわけです。

誤嚥性肺炎を起こすような全身状態の場合は半年くらいの余命となってしまうこともあります。

高齢者の肺炎は絶対に治らないというわけではありませんが、高齢者が肺炎に罹った場合は最悪の状況も考慮に入れなければなりません。

誤嚥性肺炎

普通の肺炎の場合

一般的な肺炎の治療は、原因とされる病原菌をやっつけるためのお薬(抗菌薬)を飲み、安静を保ちます。

症状が重い場合は入院ですが、そこでは抗生物質を点滴したり酸素吸入を行ったりします。

こういう治療で症状が重い場合であっても、2~3週間で治ることが多いです。

点滴したり酸素吸入

治るか?よりもかからないように予防

高齢者は嚥下機能が低下してきていますから、まず食事の工夫が大事です。サラサラやパサパサの食べものはなるべく避けるようにしましょう。

少しとろみをつけるようにしたり、少量ずつ口に入れよく噛んで食べることも大事ですね。

食べる姿勢、食べたあとの姿勢も大切です。食べる時はしっかりと座り、食事に集中できる環境を作りましょう。

食べた後しばらくはそのまま座っておきましょう。すぐに横になると誤嚥の危険性があります。

嚥下体操といって、肩を上下させる、頬を膨らませたりすぼめたりする、下を大きく動かすなどの運動を続けるのも効果があります。

また、口の中を清潔に保つこともとても大切ですから、歯みがきはていねいにやりましょう。

病気に罹る前に予防するという心がけを大事に、いつまでも健康でいたいものです。

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