高齢者の肺炎で熱が下がらない!上がったり下がったりするのは?
高齢者の肺炎は症状がわかりにくい!?
高齢者の肺炎は、症状が出にくいので発症したのがわかりにくいという特徴があります。
一般的に長引く発熱や激しい咳、痰などの症状で肺炎になったのではないかと疑い、医療機関にいって発症を確認できるのですが、最初に気づくための症状が現れにくいので、気づいたときには熱が下がらなくなっていて重症化しているということもしばしばです。
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高齢者の肺炎のサインは?
一般成人と違って、
高齢者が肺炎になっているかもしれないというときのサインは
・元気がいつもよりない
・食欲がわかない
・表情がおかしい
・言葉がはっきりしない
・息があらいなど
・激しい咳、胸の痛み
・熱が上がったり下がったりする
などのことがよくあります。
こういうサインに気づいたら、また普段と違うことが3~4日続くようなら早めに受診してください。治療を受けるのは早い方がいいです。
風邪と肺炎の症状の違い
それぞれの症状はよく似ていますが、風邪のときには熱は38度未満のことが多いのですが肺炎はそれ以上になります。
また咳も風邪は普通の咳で済みますが、肺炎になると強い咳が続きます。(それによって胸が痛くなったりもしますし、体力もだいぶ消耗します)
痰の色も、風邪なら無色透明ですが肺炎は黄色や緑色をしています。風邪であれば3~4日でそれらの症状が軽くなってきますが、肺炎の場合はそれ以上続きます。
一般成人も子どもさんも高齢者の方々も、気になる症状が4日以上続くようなら、早めの受診をお勧めします。
高齢者の肺炎の予防には?
肺炎の予防は、風邪と同じです。まず日頃から「手洗いやうがい」を徹底しましょう。
人ごみの中に出かけるときや人に会うときには「マスクを着用する」ようにしましょう。
自分が肺炎の原因になる菌を持っているかもしれませんし、人からもらうことになるかもしれません。肺炎の原因になる菌が身体に入ってきても、免疫力が落ちていなければ発症せずに済むかもしれません。
しかし、免疫力が落ちた高齢者などと接触する場合には、自分がうつすかもしれないことを考慮に入れて、マスクは必ず着用するようにしましょう。
規則正しい生活をすることも大切です。なるべく身体を動かして、体力の低下を少しでも防ぎましょう。それは同時に免疫力の維持にもつながります。
たばこを吸わないようにすることや、持病をしっかり治すことも同じ目的です。
高齢者の方々は、予防接種も受けましょう。肺炎は風邪がひどくなっただけではなく、とても怖い病気です。日頃から予防にも気を配りましょう。
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