子供の肺炎の原因と原因菌、風邪から肺炎になる!?
子供は肺炎になりやすい?
小さい子供は肺炎になりやすいですよね。
「子供が肺炎で入院することになった」という話を聞きます。
肺炎は様々な種類があります。
中でも小さい子供にみられるのがウィルス性肺炎です。
今回は肺炎を引き起こす原因について紹介します。
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子供の肺炎の原因は?
肺炎とは、息を吸って空気が喉から期間を通り最後にたどりつくのが肺の大部分を占め、呼吸の中心的な働きをする肺胞におこる炎症を言います。
肺炎の原因は、ウィルスによるものが多いですが、その約20%は細菌性肺炎です。
年齢別で言うと乳児期は「細菌」によるものが多く、幼児期は「細菌やウィルス」によるものが多く、学童期になると「マイコプラズマ肺炎」や「クラジミア肺炎」によるものが多くなります。
原因となる細菌は「インフルエンザ菌」や「肺炎球菌」と言われています。
乳児がかかりやすいウィルス性肺炎
ウィルス性肺炎は、胸部レントゲンで肺の中心部から周囲に洗浄の陰影が認められるときに疑われます。
ウィルス性肺炎の原因ウィルスは
・RSウィルス
・バラインフルエンザウィルス
・アデノウィルス
・麻しんウィルス
などによるものです。風邪が原因となって発症し、いつもの風邪に比べると発熱が長く続いたり咳が止まらなかったりします。
元気で食欲がある場合も多いので肺炎だと気づかないこともあるようです。
幼児から年長児にかかりやすい肺炎
幼児から年長児の肺炎の大きな原因となっているのが「マイコプラズマ感染症」です。せきや発熱と言った風邪とよく似た症状で、病院で治療しているうちに肺炎を起こしてしまったお子さんもたくさんいます。
また学校や幼稚園などで集団感染しや吸いと言われています。咳や発熱を長期にわたってくり返したり、夜間や早朝に発熱やせきが強くなることもあります。集団感染しないようにこころがけることが大切です。
細菌性肺炎とは?
細菌性肺炎は、原因となる微生物が細菌であるということです。気道を通って侵入する経気道感染の場合がほとんどと言われます。
急激に症状が重くなるのが特徴で突如40度前後の高い熱が出たり、痰が絡んで激しい咳が出ます。呼吸困難になったり、血を含んだ痰を吐きだすという症状もあるのです。
子供がかかりやすい肺炎をいくつか紹介しました。原因は風邪の状態からウィルスが入ってきて引き起こされるのですね。
年齢によってかかりやすい肺炎も分かりました。肺炎にかかった際は、かかりつけの小児科に行きましょう。
熱が下がらない場合は、総合病院へ行くことをお勧めします。また、症状によって呼吸器科や内科で見てもらうこともあるでしょう。
赤ちゃんや子供は症状を伝えられないので咳や熱のほかに顔色を見ることも肺炎を悪化させない方法だと思います。
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