高齢者の肺炎の余命と死亡率は?誤嚥性肺炎の防ぎ方

公開日: : 最終更新日:2015/06/27 肺炎, 誤嚥性肺炎

どれくらい生きられるのか?

高齢者の肺炎はとても怖い病気です。急激に悪くなり残念ながら亡くなってしまうことがよくあります。

高齢者が肺炎になって入院した場合、どのくらいでよくなるのでしょうか。
また、『余命0ヶ月』なんてあるのでしょうか?

おじいちゃんが、おばあちゃんが他の病気で入院していたのに、その上肺炎になってしまい「あと0ヶ月です」などと言われたら、とうてい納得できませんよね。でも実際にそういう話はあるのです。

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高齢者に多い誤嚥性肺炎

高齢者は飲み下すという機能(嚥下機能)がだいぶ落ちてきています。
高齢者がお餅を喉につまらせてお亡くなりになったというニュースを、よく年末年始に耳にしますよね。それがこの嚥下機能の低下が原因で起きることなのです。
 
ただ飲み下せなくなるだけではないのです。 
食事のときには気道を塞いで食道に食べ物を流すしくみが人間の身体には備わっていますから、特に気をつけていなくてもちゃんと食事ができるわけですが、高齢化とともにその能力も落ちてきているのです。

食道に入るべきものが誤って気道から肺まで入ってしまい、その結果肺で炎症を起こして肺炎になってしまうということです。

認知症や脳梗塞、脳出血などの脳血管性障害がある方は嚥下機能がかなり落ちていますから、この誤嚥性肺炎を起こしやすくなりますし、繰り返すことになってしまう例がたくさんあるそうです。

誤嚥性肺炎

肺炎の余命は?

進行性の病気ではないはずの誤嚥性肺炎で、『余命0ヶ月です』なんて言われた話を聞いたことありませんか?

なんか納得できない気がしますよね。でもあるらしいのです。
ただ、これは統計的にみてということらしいのですが。

アルツハイマー型認知症で、誤嚥性肺炎になったら余命半年くらいといわれます。しかしこれは「高齢である」ことや「要介護度が高いこと」で”誤嚥性肺炎をおこすような全身状態であれば”ということです。

認知症の方が誤嚥性肺炎になったら、半年しか生きられませんということでは決してありません。ただ、さきほども書いたように認知症などの高齢者は嚥下機能自体がだいぶ落ちてきていますから、誤嚥性肺炎を繰り返すことが多いのです。

高齢化により落ちてきている「免疫力」「咳による反射」「全身抵抗力」なども合わせて原因となりえます。

アルツハイマー型認知症で、誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎は防ぐには?

完全に防ぐことはできませんが、食事を工夫する、嚥下訓練や口の中を清潔に保つことである程度の効果はあります。

食事はさらさらやパサパサしたものではなく少しとろみをつける。お茶やおみそ汁なども全部です。適当な大きさにしておくことも大事ですよね。

口の中の食べもののカスや虫歯なども原因になりますから、虫歯の治療はしっかりとした方がいいですし、ブラッシングは口腔内の刺激にもなりますからぜひしっかりやってほしいです。

他にもとても簡単なことでは、食事のときにはテレビなどは消して食事に集中するようにするとか、きちんと座って食べてること、食べた後もしばらくは座っているように心がけることもいいでしょうね。

余命○ヶ月という言葉を大切な家族が聞かなくてもいいように、日頃から食事やお口の衛生にも気を配って生活していきたいものです。

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