誤嚥性肺炎の症状と赤ちゃんの離乳食の誤嚥の予防方法
高齢者に多い誤嚥性肺炎ですが、実は赤ちゃんでも無縁ではない病気です。
では、赤ちゃんが誤嚥性肺炎になるのはどのような時で、
その症状はどのようなものなのか、お母さんなら知っておきたいところですよね。
そこで、赤ちゃんの誤嚥性肺炎と、その症状などについて調べました。
スポンサーリンク
誤嚥性肺炎の症状と赤ちゃん
誤嚥性肺炎とは、主に嚥下機能が低下した高齢者に多く、
食べたものやつばなどが間違って気管に入り込み、
それに伴い、口内の細菌が肺に到達して炎症を起こし、発症する肺炎です。
飲み込むこと(嚥下)と吐き出すことがうまく出来ないために起こります。
赤ちゃんは、まだ食べること、飲み込むことなどの動作が未発達なため、
失敗して気管に入り込んでしまうこともあるわけです。
赤ちゃんの離乳食の誤嚥
赤ちゃんが授乳中や離乳食を食べている時にむせることはよくあります。
大切なことは、お母さんや周りの大人が、あらかじめ気を付けて、
赤ちゃんがむせたら、すぐに処置してあげることです。
背中を叩いて、詰まったものを吐き出させるとか、
口の中のものを吸い出してあげるなどして、
誤嚥したものをすぐに外に出してあげることで、
誤嚥から肺炎になることはほとんどなくなります。
赤ちゃんの誤嚥性肺炎の予防方法
少しでも誤嚥の危険を減らすために、あらかじめ出来ることがあります。
たとえば、哺乳瓶で授乳していて、よくむせかえる様子が見られるなら、
吸い口の形や大きさが赤ちゃんに合っていないのかもしれません。
メーカーによって、赤ちゃんが力を入れないと飲めないものと、
弱い力でもどんどん飲めてしまうものがあります。
むせやすい時には、飲みやすいために一度に口に入るミルクの量が
多すぎるのかもしれません。
哺乳瓶や、吸い口の種類を変えて様子を見ることも必要です。
離乳食を食べている時にむせかえることが多ければ、
やはり固さや形状がその子の状態に合っていないと考えられます。
月例にこだわらず、少し柔らかめの食事に戻したり、
とろみをつけるなどの工夫をするとよいでしょう。
赤ちゃんの誤嚥性肺炎の症状と治療法
食事や、授乳の数時間後に苦しそうな様子や、
ゼロゼロ、ゴロゴロという呼吸音がしたら、
気管に異物が入り込んでいる可能性があります。
その後、38度以上の高熱が出たり、咳などの症状が出たら肺炎が疑われるので、
早急に病院でレントゲン検査を受ける必要があります。
赤ちゃんが誤嚥を起こすことはよくあることですが、
誤嚥性肺炎になってしまうと、やはり生命の危険があります。
むせを繰り返す様子が見られたら、早めに対処し、
肺炎を起こさないように気をつけてあげましょう。
スポンサーリンク
関連記事
-
-
リウマチで間質性肺炎併発の余命は?治療や機序、予後は急性増悪の場合では?
膠原病の中でも治療が難しい病気の関節リウマチは、関節だけでなく全身に及ぶ病気です。 関節リウ
-
-
マイコプラズマ肺炎の治療の入院期間や入院基準、費用はどうなる?
病気で入院しなければならないと聞いた時には、その病気の重さと入院期間、そして費用が気になりますよね。
-
-
肺炎の症状で熱はない時や出ない時、ぶり返しの期間や高齢者は?
肺炎の症状というと、発熱がしばらく続くことも一般的な特徴の1つとしてあげられますね。しかし、中には発
-
-
高齢者の肺炎の治療方法と期間、薬の経過と入院の必要性は?
肺炎の治療方法と一言で肺炎といっても、若年層と高齢者とでは治療のやり方が異なってきます。 なぜ
-
-
間質性肺炎の治療に副作用のない薬は漢方?イレッサの症状とは?
間質性肺炎とは、通常の肺炎と異なり、大変治療の難しい病気です。 そのため主に治療に用いられる
-
-
気管支肺炎の症状で子供や小児と大人や高齢者の違いと見分け方
知ってそうで知らない?危険な気管支肺炎の症状 季節の変わり目に風邪をひき、こじらせて気管支肺炎
-
-
リウマチで間質性肺炎の症状、治療や機序と予後はどうなる?
リウマチの患者さんの1~3割の方が、間質性肺炎を合併して発症しているという報告があります。
-
-
マイコプラズマ肺炎の症状と感染の経路は?期間と対策の予防法
マイコプラズマ肺炎は、一般的には飛沫感染して2~3週間の潜伏期間を経てから発熱し、その後に乾いた咳が
-
-
子供の肺炎の検査と診断の時間や料金や日数は?血液検査とキットなど
子供の風邪が長引いてしまって肺炎かもしれないと思ったことはありませんか。病院で検査してもらうときにど
-
-
マイコプラズマ肺炎はうつるのか?潜伏期間と確率は?
肺炎は細菌が口腔から入り感染する事によって起こります。 細菌の種類には肺炎球菌や クラミジア・イ